2019年03月02日

冷え性について調べてみた

私の姉は極度の冷え性で、冬はいつも、夏は冷房で困っています。

そこで何とか良い解決策はないものかと少し調べてみました。

■冷え症の定義

たとえば体温が極端に低めということではないのに、ひどい冷え症に悩んでいる人はいますが、検査をしても内蔵や血液など、どこにも異常が見られないことがほとんどらしいです。

このように原因が分かりにくいのが冷え症の特徴ですが、実に成人女性の半数がこの症状に陥っているということです。。

ちなみに西洋医学の診断では、体の中の特定の箇所が半年以上にわたって冷えた状態が続くと、「冷え性」という診断になります。

そして西洋医学の範疇では、「冷え」を正式な病気とは考えないため「冷え症」という表現にはなりません。また更年期障害や血流障害が引きがねとなるケースが多いそうです。

このような「冷え」は自分の体質なので改善できないと思っている人が多いと思いますが、東洋医学ではこういった「冷え」が様々な病気の原因になると認識されています。

つまり「冷え」を感じることが病気の前兆であり、これを自覚しないまま放っておくと、深刻な症状になることもあるわけですね。

冷えることが原因となって引き起こされる病気は本当に様々ですので、「冷え」は単なる体質というとらえ方は払拭した方がいいと思います。

このような冷え症を撃退するために、東洋医学では治療法や漢方薬など様々なものが開発されていますので、日常的にも役立つような体を温める方法を習得してみましょう。

■自律神経の乱れは冷え症のサイン

人間には本来、体温調節をつかさどる機能が備わっていますが、この機能のおかげで私たちの体は常に37度前後の体温が保たれているわけですね。

たとえば、冬などに暖かい場所から寒い室外へ移動すると、皮膚組織がこの情報を感知して、そのあと脳の中枢部にある体温調節中枢へと伝達されます。

「寒い」という情報をキャッチした脳は、反射的に体内での熱エネルギー生産量を増やし、その一方で血管を縮めて体外へ熱が逃げていくのを止めるようにします。

逆に暑い夏の季節などには、熱が体内に蓄積される状態になるので、脳はこの熱エネルギーを体外へ放出する命令を下すそうです。

このように生命維持のために大事な情報を脳へ送り込み、そして脳からの命令を体内の組織細胞の隅々にまで伝令する役割が自律神経ということですね。

ちなみに自律神経というのは交感神経系と副交感神経系の二つに分類されますが、これらがバランスよく働くことによって、健康な状態を保つことができるそうです。

また自律神経は体の隅々にまで張り巡らされており、体調バランスに合わせて必要な時に役目を果たすということになります。

たとえば長年に渡って冷え症の状態が続くというのは、このような自律神経の働きを弱めてしまうそうです。ひどい体調不良を起こす前に何か改善策を考えてくださいね。

■「冷え症」は体じゅうのバランスのくずれ

暑い季節なのに手足の先がいつも冷たく感じるとか、年中下痢をしやすいなど、このような症状は女性にとって本当に辛いものですね。

たとえば病院などで診察してもらっても特に病気が見つからず、最終的には自律神経失調症などと片づけれてしまうケースが多いと思います。

時には安定剤などを処方されることもありますが、完全に症状が払拭できるわけではありません。こういった症状の裏にはたいていの場合、冷え症が隠れていることが多いそうです。

冷え症はほとんどの場合、血流障害が原因になることが多く、さらに体内へ余分な水分を蓄積してしまうケースもあります。

それだけでなく、ホルモンの分泌異常が生じたり、体内の臓器の調子もおかしくなったりすることもあるみたいですね。

このように体を冷やすということは自律神経の異常を招く恐れがあるので、様々な体調不良は冷え症を撃退しないと改善されないということです。

そもそも西洋医学には「冷えが病気を起こす」という概念がありませんので、症状を根治的に改善してくれる東洋医学こそが、冷え症に最適な撃退法といえるでしょう。

ちなみに東洋医学においては「気・血・水」というもののバランスを重視しています。これらのバランスに異常が起こると病気を引き起こす原因になるということだそうです。

といった感じですが、引き続き、もう少し詳しく調べていきたいと思います。。  


Posted by blackcover at 00:02Comments(0)